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衛星通信・制御装置
KOBANZAME-S
SM-501s

概 要

衛星通信・制御装置(SM-501s)は、通常、海上のブイに取付けて使用します。海底に設置した装置と海中ケーブル(BY-402)でつなぎ、データや操作コマンドの送受信を実行します。装置から回収したデータ(処理結果ファイル)を、イリジウムモジュール(9602)を介して、高度780Kmのイリジウム衛星(地球周囲に64台)に送信します。イリジウム衛星は、アリゾナの通信センターに、データを送ります。通信センターでは、データをメールの添付ファイルとして、各ユーザーに配信します。
衛星通信・制御ソフト(RA-655)と、通信・処理ソフト(RA-652)を利用して、受信メールの添付ファイルからデータを取り出し、処理結果の作表、グラフ化、Webアップロードができます。

  • KOBANZAME-Sは、従来の携帯電話や、モデムを利用した通信と異なり、イリジウム衛星を使用しています。地球単位で通信網を構築できます。
  • KOBANZAME-Sは、データを、イリジウム衛星とインターネットを介して、お客様にメール(添付ファイル)で送ります。衛星通信・制御ソフトPilotS(RA-655)で、データをファイル化して保存します。また、海底の装置をパソコンからのメールで遠隔操作できます。
  • 通信・処理ソフト(RA-652)は、表や経過グラフを作成し、パソコンに表示します。また、ウェブサーバーに表やグラフをアップロードする機能もあります。
  • ウェブサーバーが用意できない場合は、IOTechnic Webセンターで、処理結果表・グラフを、Webサイトに、アップロードするサービスも実施しております。お客様のパソコンや、携帯電話でデータを閲覧できます。(有料)
  • KOBANZAME-Sは、3チャンネルの電圧入力(0~2.5V)が、汎用入力として用意されています。他の装置からのデータも扱えます。(オプション)

仕 様

  • 通信モジュール:9602(IRIDIUM社製) 通信遅延:1分以内
  • 外形寸法:237L×90φ、重量:1.0Kg、材質:ジュラコン